需要・市況とも順調な展開
- 鉄構組合総会が一斉にスタート
経営負担への課題克服目立つ
一部で地域格差があるものの、全国的に鉄骨需要は堅調でファブの山積み量も高く、工場稼働率も高水準で推移している。一昨年の夏から事実上約2年間、好調な状況が継続、今後も東京五輪やリニア新幹線、国土強靭化などをキーワードに順調な需要の伸びが期待されている。
(写真=富山県鉄構工業協同組合)
一部で地域格差があるものの、全国的に鉄骨需要は堅調でファブの山積み量も高く、工場稼働率も高水準で推移している。一昨年の夏から事実上約2年間、好調な状況が継続、今後も東京五輪やリニア新幹線、国土強靭化などをキーワードに順調な需要の伸びが期待されている。
(写真=富山県鉄構工業協同組合)
14年度の鉄骨推定需要量は約501万㌧(対前年度比7・4%減)となった。主要ファブの山積み量は依然高く、堅調に推移、市況も中小規模でほぼ横ばい状態にあるものの、大型物件を中心に上伸あるいは高止まりしており、業界に明るい雰囲気が広がっている。ゼネコンも公共案件をメーンに十分な仕事量を確保しており、新規受注に焦りがみられないことから、需要・市況とも現状のまま推移するものと予想されている。
(写真=都内で建設中の超高層大型物件(本文と写真は関係ありません))
全国の鉄骨需要の環境は、とくに東京五輪やリニア新幹線整備などを控える都心では、大型再開発や主要道沿線のビル建て替え工事など、旺盛な需要環境が継続。地方でも製造業関連の大型設備や物流倉庫、商業施設、病院、学校、公共施設などの出件が散見され、全体的に堅調な展開をみせている。
全国ビルトH工業会の西日本支部(支部長=佐藤忠男・垣見鉄工取締役)と東日本支部(同=河本龍一・カワモト社長)は4月24日、岡山県岡山市北区にあるサブマージアーク溶接フラックスメーカーの阪神溶接機材(山本英樹社長)と同県備前市の西日本支部会員である桂スチール第1工場(三木桂吾社長)で合同研修会を開催。西日本から会員13社23名、東日本から2社2名の計25名が出席し、オブザーバーとしてJKWの福元孝男技術本部長も参加した。
(写真=桂スチール第1工場前で)
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埼玉県鉄構業協同組合・青年部(部長=杉山裕一・杉山鉄工建設専務)が企画した、組合員企業の従業員を対象とした教育、スキルアップ事業が 16 日、神奈川県川崎市の日本溶接構造専門学校(略称=日構専、大北茂学校長)でスタート。組合員 11 社・12 工場から 21 名が参加した。
(写真=21名の新人が受講)