関東全域のファブが繁忙状態
- 全構協・関東支部
鉄骨単価も回復基調強める
全国鐵構工業協会・関東支部(支部長=並川栄三・新潟県鉄骨工業組合理事長)は3日、東京・中央区の鉄鋼会館で定例支部会を開き、関東全域のファブが繁忙状態にあり、鉄骨単価も回復基調を強めていることを確認した。
(写真=稼働率80~100%と報告され、ファブ不足の指摘も。鉄骨単価は改善基調で、さらなる是正を呼びかけた)
全国鐵構工業協会・関東支部(支部長=並川栄三・新潟県鉄骨工業組合理事長)は3日、東京・中央区の鉄鋼会館で定例支部会を開き、関東全域のファブが繁忙状態にあり、鉄骨単価も回復基調を強めていることを確認した。
(写真=稼働率80~100%と報告され、ファブ不足の指摘も。鉄骨単価は改善基調で、さらなる是正を呼びかけた)
岩手県のHグレードファブ、カガヤ(加賀谷浩一社長)は9月28日、本社研修センターで第16回となる「姫神塾」を開催した。参加者は約60名。これまで姫神塾は鋼構造に関する技術的なテーマが多かったが、今回の講義は「三陸鉄道 復旧・復興の取り組み」として、三陸鉄道の望月正彦社長が行った。
(写真=講義に耳を傾ける出席者)
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全国鐵構工業協会の青年部会九州ブロック会(会長=松崎広志・松崎鉄工専務)は20日、工場見学研修を実施、宮崎県のHグレードファブ、赤木鉄工所(東諸県郡、赤木紀政社長)と都城市の住友ゴム工業宮崎工場を視察した。
(写真上=最新型REGARCTM搭載柱大組立溶接ロボットに熱視線、写真下=住友ゴム工業宮崎工場を見学)
鉄骨需要の回復基調が鮮明になりつつあるが、下期以降も建築規模にかかわらず工事の相次ぐ具体化で、堅調な伸びを示すものと予想される。
先行する東京や名古屋の大型再開発では今後、加工が最盛期を迎える見通しだ。ボックスラインを2交代制で稼働している大手ファブもみられ、新規物件の交渉でも、タイト感の増す自社工場の工程のほか、協力工場の山積みを見越した慎重な判断を強いられている。物流倉庫やショッピングセンターなどの大型低層案件も開発地域を関東から中部や近畿など地方に広げながら展開中で、中小案件も耐震改修やソーラーパネル架台など建築鉄骨以外で旺盛な需要が継続している。全体的に消費税増税前の駆け込みや、鋼材の先高観から着工を急ぐ動きが散見され、不採算案件は宙に浮くケースも目立つ。東日本大震災の復興や東京五輪など、今後もさらなる建築需要の伸びが期待される。
(写真=東京・中央区で進む大型再開発事業)
業界のプライスリーダーたるべき受注体制の再構築の必要を、近畿地区Hグレード鉄骨製作工場有志で組織する近畿H会(代表世話人=元古典雄・元古鉄工社長)が5日、グランフロント大阪東の大阪弥生会館で開いた定例会で再確認し、会の今後の取り組みテーマとすべく意見交換した。
(写真=標準価格のあり方や発信方法などで多様な意見を交わす)