2018年の鉄骨業界を展望
- 全国のファブは繁忙期に突入へ
『工程ずれ』など課題が山積状態に
17年度の鉄骨需要は、上期が前年度比3・1%増の約274万㌧となり、このペースで進めば16年度の510万㌧を上回る数値となる見込みだ。実際にこうした需要の増加を裏付けるように、全国的にファブの工場稼働率が高止まりしている状況にある。18年はこれまで需要をけん引してきた首都圏の再開発や郊外の工場・倉庫関連など大型物件の本格化に加え、地方でも都市部を中心に相次いで計画が具体化、これまでの需要傾向に徐々に好転がみられる。だた、鋼材価格の不透明感のほか、図面承認の遅れや外注を含めた人手の不足等に伴う『工程ずれ』などの課題はほぼ手つかずにあり、潤沢な仕事量に対して「経営負担となる課題は多い」という年になりそうだ。

2018年1月1日号 NO.1855
●18年の鉄骨業界を展望/全国のファブは繁忙期に突入へ
●新春インタビュー/鉄骨建設業協会・田中進会長
●新春インタビュー/全国鐵構工業協会・米森昭夫会長
●18年新春インタビュー 淡野 博久、大熊 久理子、緑川 光正、田中 剛、坂本 眞、深沢 隆、稲森 一博、下川 弘海、粟飯原 周二、森高 英夫、藤野 陽三、黒川 剛志、緒方 隆昌、妙中 隆之、沖 健、山口 種美、松下 眞治、岡田 直矢、小室 節夫、染矢 利幸
●《戌年》年男登場
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2018年1月号 VOL.31 NO.356
・[特集] 2018年の建築・鉄構業界
・[gallery] 2018年の曙 建築・鉄構業界の躍進。
・[論文] 名古屋ビル(仮称)
・[論文] 阿南市新庁舎
・[Topics] 立道郁生先生(明星大学教授)の死去を悼む
・[News] 新日鐵住金グループ「NSエコパイル」事業をグループ内で再編
・[人HUMAN] 伊藤 潤一郎さん
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杉山建設工業成田工場を見学
- 全国Mグレード部会連絡協議会
4都県から会員ら14名が参集
全国Mグレード部会連絡協議会(会長=堀川勝・杉山建設工業専務)は15日、研修事業として会員企業の杉山建設工業・成田工場(千葉県香取郡神崎町)を見学し、併せて成田市内のホテルで千葉県鐵骨工業会Mグレード部会との交流会を開催。当日は、研修会開催地の千葉をはじめ東京、神奈川、長野からMグレード部会会員ら14名が参集した。
(写真=粉体焼き付け塗装ブース)

2017年12月25日号 NO.1854
●外観、仕口ずれテーマに講習会/佐賀県鉄構工業会
●H形鋼は7万8000円に/12月物価調査会価格調査
●再認証試験の運用方法改善/CIWがNDIへ要望書
●連載⑨・鉄骨技術フォーラム/嵩上げ材の溶接
●免震フォーラムを開催/日本免震構造協会
●2017年重大ニュース/目立つ期ずれ対応の動き
●好調なシステム建築事業/横河システム建築
●「フリーベース工法」販売/フルサト工業
●関東版
●近畿版
●鋼材相場ゆく年くる年/市況展望ワイド版
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2017年12月18日号 NO.1853
●次期支部長に大竹氏(群馬)を内定/全構協・関東支部
●S造は23県で増加/10月の国交省都道府県別着工統計
●本社機能を一部移転/アディック(東京)
●120名集めて新工場竣工式挙行/桑原鉄工所(京都)
●連載⑧・鉄骨技術フォーラム/裏波ビ―ドの仕上げ
●四国の造船所を見学/全構協東北支部・青年部会
●寄稿・事業承継は株価算定が第一歩/税理士・西山卓氏
●地区別鉄骨景況/全国各地の動向調査
●中国版
●九州版
●ビルトH生産部門を集約/玉造恵庭工場(北海道)
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需要は好調、繁忙期迎える
- 来年は〝最大の盛り上がり〟へ
経営面での圧迫要因も増加
建築鉄骨の大型案件は、首都圏を中心にした再開発や物流倉庫関連、宿泊施設などの着工が相次いでおり、好調な展開をみせている。また、ここにきて地方の主要都市でも大型案件が本格化、さらに、これまでやや低調だった中小案件も出件量が増加している。
地方の大型案件は主要駅の再開発、公共施設、宿泊、工場関連など、中小案件は工場、倉庫、宿泊施設などが目立つ。
若干の地域格差はあるものの、全国的に需要は旺盛で、ファブリケーターの工場稼働率も高止まりしている状況にある。先行きも引き合いの依頼状況から、業界全体に量的な警戒感は感じられない。「来年はここ数年で最大の盛り上がりをみせる」が関係者の一致した見方となっている。

2017年12月11日号 NO.1852
●創立35周年記念講演を開催/JSCA関西支部
●10月の鉄骨需要量は約42万㌧/国土交通省着工統計
●現在の活動状況など報告/建築鉄骨協議会
●連載⑦・鉄骨技術フォーラム/仕口の長さ変更
●サブマージ溶接機を増設/川田工業・栃木工場
●入熱・パス間温度測定を実体験/全国ビルトH工業会
●特集/非破壊検査
●関東版
●北陸版
●市立八幡病院を見学/JSCA九州支部・鉄鋼系部会
●「TRC―900Z」の販売好調/吉田鉄工所(群馬)
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東北鉄構連が役員会開く
- 来年2月に東北地整と意見交換会へ
全構協報告、各県景況報告も
東北鉄構工業連合会(会長=村山功・ムラヤマ社長)は5日、岩手県盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡本館で12月期役員会を開いた。
全国鐵構工業協会の理事会・委員会報告、1~3月の事業実施計画、29年度決算見通しなどを協議した。また、来年2月19日に宮城県仙台市で開催予定の、国土交通省東北地方整備局建政部との意見交換会で行う要望・提言内容を①働き方改革のための充分な工期設定と発注の平準化、全国・業界統一的な休日設定②鋼橋上部工事における施工能力評価型(Ⅱ型)の採用拡大――に決めた。
(写真=役員会では東北地整との意見交換会の要望内容を決定)

青年部会と合同支部研修会
- 兵庫県鉄工建設業協同組合
正光と桂スチールを工場見学
兵庫県鉄工建設業協同組合(理事長=岩崎邦人・正光社長)は11月17、18の両日、青年部会(会長=山口賀生・山口熔工所専務)との合同による工場見学と懇談会、そして各支部会を開催した。
当日は、親会から43名、青年部会から25 名の合計68名が参加。工場見学では、桂スチール(本社・兵庫県姫路市、三木桂吾社長)の第1・第3工場(岡山県備前市)、正光(本社・姫路市、岩崎邦人社長)の鳥取工場(鳥取市湖山町)をそれぞれ視察した。
(写真=製品説明を受ける(桂スチール)(左)、桂スチールにて記念撮影(右))
