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繁忙期を迎えたファブ業界

  • 実際に宙に浮く物件も散見
    単価は「今がまさに正念場」

全国的な鉄骨需要の回復に伴い、主要ファブの工場稼働率が上昇、手持ち量も増加し、業界全体の先行きに明るいムードがただよっている。堅調な推移をみせる物流倉庫、大型店舗、工場等が地方に拡大、首都圏や名古屋、大阪などで大型再開発物件も本格的に始動し始める一方で、「物件規模にかかわらず消費増税に伴う駆け込み発注が、後押しした形となった」(鋼材商社幹部)とみる関係者は多い。

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鉄建協が第5回技術発表会

  • 製作技術の課題と可能性をテーマに
    4団体共同研究成果など発表

『飛躍! 鉄骨製作技術の課題と可能性を見つめて』をテーマに掲げた鉄骨建設業協会(会長=川田忠裕・川田工業社長)の技術発表会が6日、都内千代田区の東海大学交友会館で開催された。3年連続、通算5回目となった今回の発表会には会員ファブや賛助会員などから約180名が参集し、建築鉄骨に関わる最新技術の動向に熱心に耳を傾けた。
(写真=会場には会員、賛助会員ら約180名が参集)

2013年11月11日号 NO.1639

●関東Hグレード協/商社会と合同全員協議会開く
●S造は31県で増加/国交省9月の都道府県別着工統計
●寄稿「建築マスターを受賞して」/武田信哉氏
●新社長/柏陽鋼機(新潟県)・佐藤二三昭氏
●特集/西日本地区の「現場溶接」座談会ほか
●関東版
●近畿版
●非破壊評価総合展/フェーズドアレイボルト検査法
●浦安鉄鋼団地協組/創立50周年で清水理事長ら会見
●「ものづくりNEXT↑13」/大日本塗料など出展
●鹿児島・沖縄両鉄構会/沖縄で相互交流会を開催
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前年比17%増の278万トン

  • 13年度上半期の鉄骨需要
    4月以降、増加傾向が鮮明に

国土交通省の建築着工統計調査報告をベースに試算した13年度上半期の鉄骨需要は前年同期比16.8%増の約278万トンとなった。引き続き大型商業施設や物流倉庫の出件が相次いでいるほか、首都圏を中心とした都市部では再開発プロジェクトも順次始動し、全国的に地場の中小物件も堅調なことから、全体需要を押し上げたもよう。加えて、震災復興関連なども具体化してきている。

2013年11月4日号 NO.1638

●鉄建協・資材見学会/JFEスチール東日本など訪問
●9月の鉄骨需要は約47万トン/国交省建築着工統計
●建設経済研究所予測/14年度建設投資は48兆円
●鉄骨製作管理技術者試験/全国6会場で計926名
●武田鉄工所(宮城)/工場増築、複合機を導入
●全構協九州支部・H部会/在九州商社と懇談会
●四国版
●九州版
●全国ビルトH工業会・西日本/北陸興業で研修会
●浪速鉄工(大阪)/次世代ターンバックルを製品化
●全構協・関東支部運営委/ファブ各社手持ち量増加
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2013年11月号 VOL.26 NO.306

・[特集]回転貫入工法・基礎工法
・[Photo Topics]建築鉄骨構造技術支援協会 「中小規模鉄骨造建築」焦点に
・[耐震設計と施工]中東遠総合医療センター(掛川市・袋井市新病院)
・[耐震設計と施工]GINZA KABUKIZA
・[Interaction&Collaboration]伊豆ベロドローム
・[構造設計と施工]ROKI Global Innovation Center
・[Strutect]長谷川 一美さん
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山梨建鉄で技術品質パト実施

  • 山梨県鉄構溶接協会
    「ハイドロカット」の溶断も

山梨県鉄構溶接協会の教育技術委員会(委員長=三井陸大・内藤ハウス工場統括部部長)は22日、山梨県中央市の山梨建鉄・新甲府工場を訪れ、「技術・品質に関するパトロール」を実施した。また当日は、同工場作業ヤードで組合主催による環境対応型水素ベース溶断用混合ガス「ハイドロカット」を用いたデモンストレーションも行われ、組合員25名が出席し、鋼材溶断の状況を熱心に見学した。
(写真=「ハイドロカット」のデモ)

2013年10月28日号 NO.1637

●宮城県鉄構組合・気仙沼支部/フル稼働状況が継続
●H形鋼3カ月続伸の7万6千円/物調10月資材価格
●竹原鉄工所(北海道)/札幌高専の学生24名が見学
●土木学会/長生橋など鋼橋5件を土木遺産に認定
●愛知県建築技術支援センター/鉄骨造構造設計の講座
●被災地ルポ/宮城県女川町・石巻市の現地取材
●特集・非破壊検査/不正検査アンケート分析
●関東版
●北陸版
●新関西製鐵/星田工場の圧延ラインを集約
●静岡県鉄構組合/技術関連2講習会を開く
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初の損傷鉄骨への加震実験

  • 防災研、兵庫県、神戸大チーム
    南海トラフ巨大地震に備えて

阪神・淡路大震災によって損傷を受けた鉄骨建築物は、想定される南海トラフ巨大地震が襲ってきた時、どのような事象を示すか、また、損傷を受けている鉄骨建築物を発見する方法はないか――このテーマに挑む実大実験を、防災科学研究所と兵庫県、神戸大学大学院工学研究科が8、10、15日の3日間をかけ、兵庫県三木市の実大三次元震動破壊実験施設(E―ディフェンス)で実施した。15日は一般公開され、ファブや設計事務所ら約70名が見学した。
(写真上=記者会見に臨む防災研研究員ら、写真下=加震実験を見学)