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主要品種の需要は減少続く

  • 当面足元の状況が横ばい推移
    25年度建築用鋼材需要の動向

 2024年度の建築用鋼材需要は、主要各品種とも前年比で減少する見通しだ。首都圏を中心とした大都市部での建築物件は堅調に推移しているが、地方の中小物件は需要回復の兆しがみえていない。建築資材価格の高騰や人手不足、図面の承認遅れなどの要因に加えて、着工の延期や中止が重なったこともあり、24年度の鉄骨需要は400万㌧に届かない見込みとなっている。25年度も大幅な回復の見込みがなく、低迷が続きそうだ。
(写真=建材主要品種の24年度需要見通し(単位:万㌧))
建材主要品種の24年度需要見通し(単位:万㌧)

2025年1月6日号 NO.2221

2025年1月6日号 NO.2221

●鋼製橋梁業界の展望/保全・更新事業は堅調
●近畿支部との交流議題を協議/全構協・関東支部
●特別企画/できるところからDX推進
●巳年/年男登場
●特別企画/わが社の災害防止対策
●25年課題と方針を聞く/末永 和之、稲岡 真也、中西 浩
●25年課題と方針を聞く/守沖 敦、菊川 美仁、松㟢 博彦
●25年課題と方針を聞く/稲田 達夫、長岡 康之、中島 克英
●25年課題と方針を聞く/奥屋 和彦、吉村 康嗣、鈴木 和也
●25年課題と方針を聞く/箕村 理、天雲 博樹、井上 憲二、福岡 賢
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24年度鋼道路橋は10万㌧前後

  • 工場稼働率維持に苦慮
    保全・更新事業は増加傾向

 昨年度は13万2000㌧(前年比14・4%減)となった鋼道路橋受注実績。日本橋梁建設協会(会長=川畑篤敬・JFEエンジニアリング取締役)による24年度上期の鋼橋受注実績は4万6610㌧(前年同期比12・2%減)。道路橋が4万3990㌧(同12・1%減)となった。
 通期ではこのような状況が改善される要素がないことから、前年度より微減の10万㌧前後で落ち着くとみられるが、一部で10万㌧を割り込むとの声も出始めている。
(写真=完成したテマ高架橋:「第二次テマ交差点改良計画」(ガーナ共和国テマ市) 写真提供:JFEエンジニアリング)
完成したテマ高架橋:「第二次テマ交差点改良計画」(ガーナ共和国テマ市) 写真提供:JFEエンジニアリング

大型物件は「26年から繁忙期」か

  • 『適正な受注価格』が大きな焦点に
    鉄骨業界の2025年展望

 需要低迷の長期化が顕著となり、市況も厳しさが増しているが、ファブ各社とも採算を最優先に懸命に受注活動を続けている。一方で物件の計画見直しや中止などが相次ぎ、建設予算の折り合いのほか、設備など専門業者の不足という深刻な問題も浮上している。こうした状況に大型の付帯、金物工事や土木鋼造物の受注などのほか、同業他社との製作協力で、十分とは言えないまでも工場稼働率の低下を避けようとするファブも目立つ。

2025年1月1日号 NO.2220

2025年1月1日号 NO.2220

●鉄骨業界25年展望/大型物件は「26年から繁忙期」か
●《巳年》年男登場
●新春インタビュー/鉄骨建設業協会・深沢隆会長
●新春インタビュー/全国鐵構工業協会・永井毅会長
●25年新春インタビュー/豊嶋 太朗、鍋島 学、海野 令
●25年新春インタビュー/澤地 孝男、桑原 進、川畑 篤敬、𠮷田 秀喜、
●25年新春インタビュー/坂本 泰雄、村上 行夫、青山 和浩、小林 秀雄
●25年新春インタビュー/緑川 光正、黒川 剛志、井原 郁夫、髙野 昭市
●25年新春インタビュー/松下 眞治、廣重 隆明、安藤 純二、河野 昭彦
●25年新春インタビュー/犬伏 昭、梅田 夏吉、小室 節夫、染矢 利幸
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2025年1月号 VOL.38 NO.440

・[特集] 2025年の建築・鉄構業界
・[特集] プロジェクト2025 Part.1
・[gallery] 長崎スタジアムシティ スタジアム棟
・[鉄のデザイン]  
 連載 第46回 長崎スタジアムシティ スタジアム棟
・[論文] 福岡大名ガーデンシティ(下)
・[総目次]
 年間総目次 2024年1~12月号(VOL.37 No.428~439)
・[人Human] 坪井 宏嗣さん

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2024年12月23日号 NO.2219

2024年12月23日号 NO.2219

●認定適合工場数は42工場に/海外ファブの工場認定取得
●JSCA三重部会・県行政と懇談会/三重県鐵構工協組
●日本製鉄・東日本製鉄所(千葉)を見学/鉄建協
●AW検定協会と意見交換を実施/鉄骨現場溶協会
●福岡で「品質管理責任者講習」を開く/鉄骨技術者教育センター
●新鉄構企業訪問/中江製作所(大阪)
●「3DCAD」と「電力最適化」説明会/大分県鉄構工業会
●工事計画の見直し・延期相次ぐ/24年重大ニュース
●図面問題解消の勉強会/JSCA東北・青森と青森県鉄工連協組
●鋼材ゆく年くる年/市況展望ワイド版
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小貫専務が図面問題第2弾を説明

  • 令和6年度12月期役員会を開催
    東北鉄構工業連合会

 東北鉄構工業連合会(会長=村山功・ムラヤマ社長)は11日、岩手県盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡本館で「令和6年度12月期役員会」を開催し18人が出席、全国鐵構工業協会からは小貫武専務理事も出席した。
 村山会長のあいさつに続き、小貫専務理事が「ファブを守る鉄骨製作図の契約と法令」について説明した。
(写真=12月期役員会のようす)
12月期役員会のようす

「需要低迷の長期化」を懸念

  • 市況動向に大きな関心集まる
    適正価格での受注が焦点に

 国土交通省の建築着工統計調査から推算した2024年度上期の推定鉄骨需要量は約192万6000㌧で、今のペースで推移すれば24年度は400万㌧割れの公算が高まっている。そうなれば23年度(391万㌧)に続き2年連続の400万㌧割れとなる。
 この状況を裏付けるようにファブ各社からは手持ち仕事量の減少を訴える声も多い。さらに需要低迷の長期化で、一部ではあるが工場稼働や山積みを確保するため、安値で受注するケースもみられる。
(写真=全国鉄骨景況天気図)
全国鉄骨景況天気図

2024年12月16日号 NO.2218

2024年12月16日号 NO.2218

●珠洲市に災害支援金を贈呈/石川県鉄骨工協組
●東京都認定機関登録書授与式を開催/CIW検査業協会
●鉄骨需要量は16道府県で増加/10月都道府県別着工統計
●見積条件書特記事項の一斉使用へ/全構協・近畿支部
●「AM技術者の資格認証制度」を開始/日本溶接協会
●東日本支部が年末例会を開催/日本非破壊検査工業会
●インタビュー/本田正勝氏・帝国データバンク大阪支社情報部長
●地区別鉄骨景況/全国各地の動向調査
●支部例会を開催/全構協・中国支部
●「BCP策定」の研修会を実施/佐賀県鉄構工業会
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