13暦年鉄骨需要は約532万トン
- 回復基調から堅調推移へ
大型商業施設・倉庫が牽引
国土交通省の建築着工統計をベースとした昨年12月の鉄骨推定需要量は44.6万トンとなった。この結果、13暦年鉄骨需要は累計で約532.4万トンとなり、対前年同期比15.9%増の需要水準となった。
国土交通省の建築着工統計をベースとした昨年12月の鉄骨推定需要量は44.6万トンとなった。この結果、13暦年鉄骨需要は累計で約532.4万トンとなり、対前年同期比15.9%増の需要水準となった。
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全国的に鉄骨ファブの工場稼働率は昨夏からさらに上昇、各社ともフル操業が続いている。アベノミクスによる円安・株高などの経済効果、消費増税の駆け込みや大型補正予算の執行など国内景気の回復とともに、今後も東京五輪、震災復興、リニア新幹線など工事本格化が期待される。底堅い需要に支えられ、今年度の鉄骨需要量は550万トンになるものと予想されている。記録的な落ち込みを示した08年のリーマン・ショック前の水準には至らないものの、着実に回復傾向にあるのが現状。こうした状況のなか、全国の各鉄構組合の賀詞交歓会が1月中旬から一斉に開催された。
(写真=全国で鉄構組合の賀詞交歓会が行われ、需要拡大が話題となった。写真は群馬県鉄構組合)
全国鐵構工業協会(会長=米森昭夫・ヨネモリ会長)は17日、東京都中央区の鉄鋼会館で、会員、賛助会員、来賓関係者ら約200名を集め、平成26年新年賀詞交歓会を開催した。(写真=あいさつする米森会長)
国土交通省の着工統計ベースにおける13暦年の鉄骨需要は前年実績比13.2%増の約530万トン前後となる見通し。今年も東京や名古屋の大型再開発案件の本格化、物流倉庫など大型低層案件の地方拡大、中小案件も耐震改修などで旺盛な需要が期待され、今後も東日本大震災の復興や東京五輪などの工事具体化が控えることから、さらなる建築需要の伸びが期待される。需要の回復基調がより鮮明になるなか、鉄骨ファブ業界全体の供給能力不足を懸念する声も日増しに高まっているのも事実。
(写真=都内で建設が進む大型工事)
鉄骨建設業協会(会長=川田忠裕・川田工業社長)は7日、東京・千代田区の東海大学交友会館で賀詞交歓会を開催。会員をはじめ来賓、賛助会員ら350名余りが集い新年の門出を祝うとともに、業界の健全な発展に向けて決意をひとつにした。
(写真=会員をはじめ来賓、賛助会員ら350名余りが業界の健全な発展に向けて決意をひとつにした)