大型物件が需要をけん引
- 高層案件のピークは『23~24年』
適正価格での受注がテーマに
今年度から鉄骨需要の回復傾向が顕著にみられるが、「特に主要都市での再開発物件のほか、物流倉庫や工場、データセンターなど大型物件の出件が目立つ。これらが需要をけん引しているのが実態」(関係者)という。
そうした展開の中で大きな関心を集めているのが、高層案件の動向である。都内では日本橋や虎ノ門など、大阪では大阪駅前等で工事が進行中にあるが、今後、都内の六本木や常盤橋トーチタワーのほか、九州・博多、北海道・札幌などの主要都市でも工事が本格化する予定だ。これらの高層案件のピークは『23~24年』とされ、「トーチタワーや新宿西口が着工する今秋から盛り上がりが期待され、大手ファブ各社とも、同時期以降から〝繁忙期〞入りする」(同)とされる。
(写真=東京、大阪のほか、博多や札幌など主要都市でも工事が本格化へ)

2022年3月7日号 NO.2073
●『倉庫』需要は堅調/首都圏の建て替え需要が始動
●推定鉄骨需要量は約36万㌧/国土交通省1月着工統計
●H形鋼は10万9000円/物調2月資材価格調査
●「溶接管理技術者」評価試験/6月5日に全国5カ所で前期試験
●フォーラム21・③/小梁受GPLの板厚差
●「いきいきGカンパニー」受賞/冬木工業(群馬)
●ウクライナ侵攻の影響を注視/メタルプロダクツ(山形)
●S・SRC造の計画/21暦年標識設置届(都庁提出)
●上昇続く鋼材価格/3月は3000~5000円上げ
●各委員会の活動内容を報告/三重県鐵構工協組が理事会
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22年度事業計画案など審議
全国鐵構工業協会(会長=米森昭夫・ヨネモリ会長)は21日、東京・中央区の鉄鋼会館で理事会を開いた。新型コロナウイルス感染防止のため、ウェブ併用で開催し、会場には米森会長ら執行部のほか、理事のほぼ半数が参加して執り行われた。
理事会では2022年度の事業計画(案)と鉄骨技術研究開発助成対象案件の2件を審議、これらを承認した。
(写真=22年度の事業計画(案)と鉄骨技術研究開発助成対象案件の2件を審議)

2022年2月28日号 NO.2072
●21暦年加工量は21万5000㌧/ビルトH需給見通し
●22年総会を中心に協議/関東Hグレード協議会
●全職種平均値は10年連続上昇に/21年公共工事設計労務単価
●コロナ対応で2月期役員会を書面開催/東北鉄構工業連合会
●総会は3月にリモート開催/全国R・Jグレード部会連絡会
●増収減益傾向続く/大手ゼネコン4社決算
●フォーラム21・②/アングルブレースのガセットの板厚
●建材品種を3000円値上げ/東京製鉄3月契約
●店売り向けH形鋼を2月契約から3000円値上げ/日本製鉄
●「仲間意識で難局の克服を」/東構協
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2022年3月号 VOL.35 NO.406
・[特集1] 鉄のCollaboration/構造-FABの現場力
・[特集2] 再開発プロジェクト二〇二二 参
・[gallery] MARUWA R&D Center
・[論文] 高強度ロールコラムJBCR®385とエネルギー法の活用
・[鉄のデザイン] MARUWA R&D Center
・[Topics] 構造デザインフォーラム2021(第26回)
・[BRAND NEW PRODUCTS] トプコン 誰でも一人で簡単に使える「ワンマン位置出しシステム
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2022年2月21日号 NO.2071
●「人の目と手でしっかり検査」必要/検査業界のリモート対応
●賛助会員との意見交換会を開催/鉄骨建設業協会
●新社長登場/三進工業(新潟)・丸山泰伸氏
●じゃーなるインタビュー/近畿H会・佐野勝也新世話人に聞く
●生産性向上と省力化に注力/マルナカ工業(千葉)
●Hグレード昇格果たす/筑邦製作所(福岡)
●フォーラム21・①/施工段階でのスカラップの仕様変更
●トピックス/男性の育児休業取得を支援
●5月26日に通常総会を開催/栃木県鉄構工業会
●2年ぶりに安全大会開く/埼玉県鉄構業協組
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検査業界のリモート対応
コロナ禍が続く中、人手不足や経費節減ニーズも背景に、鉄構業界をはじめとした多くの業界でウェブやリモートによる対応が整備されつつあるが、非破壊検査分野でも取り組みが進んでいる。
特に資格関連や講習会での適用が目立つ。実際の検査については、一品生産の鉄骨だけに、外観にしろ、超音波探傷にしろ「リモート代替は現状ではかなり難しい」の声が大勢を占める。
(写真=人の手と目による検査をベースにリモートを組み合わせて効率化へ)

1・2級鉄骨製作管理技術者試験問題と解説集 販売一時中止
1・2級鉄骨製作管理技術者試験問題と解説集(2019年版)は、改定作業を実施しておりますので、販売を一時中止いたします。
改定版は、6月末頃に発刊予定です。
二極化も山積み・稼働率を確保
- 需要は先行きに期待感広がる
『鋼材問題』の対応に苦慮
国土交通省の建築着工統計から推定した21暦年の鉄骨需要量は前年比14・1%増の約462万㌧となり、回復基調が鮮明となった。ただ、規模別では1万平方㍍以上の大型物件が前年比39・9%増、9999~3000平方㍍が同7・7%増、3000平方㍍未満では同3・0%増となっており、物件規模の格差がより顕著になっている。地域的なバラつきを含め需要の二極化を懸念する声もあるものの、「全体的にファブ各社は仕事量を確保している。特に大手ファブでは来年いっぱいの山積みを抱え、極めて順調」(関係者)という。

2022年2月14日号 NO.2070
●大型物件は前年比39・3%の大幅増/21暦年鉄骨需要
●鉄骨需要は32都道府県で増加/12月の都道府県別着工統計
●2年生13人が資格取得に挑戦/日本溶接構造専門学校
●2・7%減の103万1979㌧/21暦年のめっき生産
●形鋼用切断機を更新/藤井楢鉄工(奈良)
●加工ラインと品質の向上図る/和島鉄工所(鳥取)
●シリーズ「女性活躍」/事例に学ぶ⑨日伸鉄工建設(東京)
●地区別鉄骨景況/全国各地の動向調査
●9・4%増の1万8614㌧/12月の溶接材料出荷量
●「製作工場名表示」に社会的責任/看板W・ワイド版
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