昨夏以降の需要落ち込みが顕著
- 大型再開発の工程に変更なし
予断許さぬ新型コロナの影響
2月期の推定鉄骨需要量は約31万㌧(前年同月比18・9%減)と先月に引き続き減少となり、このままのペースで推移すれば年度累計で、約450万㌧前後となる公算が高い。
今回の新型コロナウイルスの感染が与える国内外の経済的なダメージは計り知れないものがある。鉄骨需要は民需が大半を占め、いわゆる景気動向に左右されるところが大きいだけに、予断を許さない状況を迎えているといえそうだ。一刻も早い、コロナ禍の収束が望まれる。
(表は直近3年間の月別鉄骨需要量の推移(単位:万㌧)

全国各地で鉄構ファブが入社式
- 〝若年層の確保〟大きな課題に
「環境変化の取り組み強化」を
今月1日、全国各地で鉄構ファブの入社式が挙行され、新入社員はそれぞれの希望を胸に社会人としての新たな門出を迎えた。
今年は働き方改革への対応も本格化、さらなる技術革新の追求など新たな時代への発想が求められる重要な節目となる。今年の入社式は新型コロナウイルスの影響もあり、一部の企業で中止や規模縮小などがみられたものの、全体的には予定通りに執り行われている。著しい環境変化の中での取り組みの強化を求める式辞が目立ったのも大きな特徴だ。
(写真=駒井ハルテック(東京)(左)、日本ファブテック(茨城)(右))

2020年4月6日号 NO.1973
●新入社員が社会人の仲間入り/鉄構各社で入社式
●推定鉄骨需要量は約31万㌧/国交省2月着工統計
●巴コーポ小山工場など計17工場を適合工場に/評価センター
●女性活躍PR動画You Tubeで公開/鉄骨製作支援協議会
●鉄骨技術フォーラム2019/質疑と回答・連載⑱
●新社長に永山弘久氏/宮地エンジニアリング
●事業継続計画早わかり③/BCPの7つの要素
●北野・鉄連会長が会見/「新型コロナ禍の影響を注視」
●中国版
●九州版
●新支部長に多和田桂太郎氏/全構協・中部支部
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2020年3月30日号 NO.1972
●来年度事業計画・予算など書面決議/全国鐵構工業協会
●H形鋼は続落の7万9千円/物調3月資材価格調査
●6月7日に全国6カ所で開催/溶接管理技術者評価試験
●高力ボルトの需給ひっ迫は収束へ/国交省3月調査
●事業継続計画早わかり②/感染症に対するBCP
●鉄骨技術フォーラム2019/質疑と回答・連載⑰
●「対策実施」企業は74・1%/新型コロナ緊急アンケート
●じゃーなるインタビュー/日鉄ボルテン・中村浩之取締役
●Hグレード工場ルポ/ユーホク(秋田県)
●関東版
●中部版
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先行きへの不安感増す
全国鐵構工業協会の近畿支部(支部長=伊藤佳治・ナガオカ社長)は24日、兵庫県淡路市の淡路インターナショナルホテル・ザ・サンプラザで例会を開き、足元の景況感について情報を交換。その結果、新型コロナウイルスの影響に対し、日を追うごとに先行きへの不安感が増していることが明らかとなった。
(写真=景況見通しについて情報交換)

2020年4月号 VOL.33 NO.383
・[特集] 鉄骨ものづくりのいま。
・[論文] 溶融亜鉛めっき処理中に発生したBCP325のシーム部溶接金属の横割れと横割れ防止対応策
・[gallery] 柱大組立溶接システム
・[Topics] IASS 2019 バルセロナシンポジウム参加報告
・[連載] ドイツ・スペイン・ポルトガルの空間構造を訪ねて 第2回 ミュンヘン
・[News] 鹿島建設・竹中工務店 ロボット施工・IoT分野で技術連携
・[人HUMAN] 杉浦 盛基さん
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2020年4月1日より購読料が改定となります。
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購読料改定について
規模縮小で卒業式を挙行
溶接および検査技術に特化した国内唯一の専門学校である日本溶接構造専門学校(大北茂学校長)は12日、神奈川県川崎市の同校講堂で2019年度卒業式を挙行した。ファブの子弟を含む14人の卒業生が関連知識と技術・技能を身に付け、社会に巣立っていった。なお、今年度の卒業式は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小。教諭・講師陣を含め最小限の出席者で執り行われた。
(写真=卒業生と教諭・講師陣(左)、あいさつする大北学校長(右))

2020年3月23日号 NO.1971
●新規・更新合わせ60人が受講/建築鉄骨外観検査技術講習会
●構造物鉄工科の9人が巣立つ/宮崎県立産業技術専門校
●高力ボルトの需給調査「納期は大幅に改善」/国交省
●事業継続計画早わかり①/「防災とBCP危機管理の違い」
●鉄骨技術フォーラム2019/質疑と回答・連載⑯
●新鉄構企業訪問/三輪鉄工所(福島県)
●新型コロナウイルス関連/業界の動向
●特集/高力ボルト・摩擦接合2020
●近畿版
●四国版
●6カ月ぶり全品種値下げ/東京製鉄4月契約
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兵庫県の2工場を見学
- 鉄骨二次部材加工グループ
山積み状況などで情報交換
胴縁・母屋など鉄骨二次部材の外販加工メーカーで組織する広域団体、鉄骨二次部材加工グループ(略称・TNB、会長=福岡賢・福岡社長)は6日、兵庫県の三木弘鋼材(たつの市、三木成文社長)と小田鉄工(加西市、小田岳人社長)の2社の工場見学と定例会を開いた。工場見学には会員ら8人が参加した。
見学終了後には同社事務所で定例会を開き、足元の市場環境について情報を交換した。各会員とも年明けから需要が落ち着いているとの見方で一致。受注残にもばらつきがあり、春先以降の仕事量を不安視する声が多数聞かれた。
(写真=小田鉄工で製品状況を確認)
