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需要鈍化で市況は下値寄り

  • 建材市場の動向
    新型コロナの影響じわり

 H形鋼やロールコラムなど建材主要品種の荷動きが精彩を欠き、市況は下値寄りの展開が続く。新型コロナウイルスの感染拡大により国内景気が減速しつつある中、建築用鋼材市場にも影響が出始めているようだ。
 東京五輪関連工事が一巡した後、都市再開発計画がずれ込んだほか、製造業の設備投資の先送りなどもあって大型案件の端境期が長期化、中小物件の動きも例年に比べて鈍く、建材品種の荷動きは低調だ。元々、20年度前半は建設市場の停滞が予想されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で鉄骨需要の下振れ、ひいては建材荷動きの一層の鈍化、市況軟化が懸念される事態となっている。
(写真=建材主要品種の荷動きが精彩を欠き、市況は下値寄りの展開が続く(写真は本文とは関係ありません))

2020年4月13日号 NO.1974

●新型コロナによる規制の影響も/ベトナム人の技能実習生
●S造は17県で増加/2月都道府県別着工統計
●BIMのガイドラインを策定/国土交通省
●総合新会社の組織体制固まる/日鉄鋼板
●加盟検査会社の経営実態調査結果を開示/NDT工業会
●事業継続計画早わかり④/BCPの決め手は代替戦略
●鉄構・関連各社の入社式①/社会人の仲間入り
●特集/溶融亜鉛めっき加工
●関東版
●近畿版
●鉄構・関連各社の入社式②/社会人の仲間入り
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昨夏以降の需要落ち込みが顕著

  • 大型再開発の工程に変更なし
    予断許さぬ新型コロナの影響

 2月期の推定鉄骨需要量は約31万㌧(前年同月比18・9%減)と先月に引き続き減少となり、このままのペースで推移すれば年度累計で、約450万㌧前後となる公算が高い。
 今回の新型コロナウイルスの感染が与える国内外の経済的なダメージは計り知れないものがある。鉄骨需要は民需が大半を占め、いわゆる景気動向に左右されるところが大きいだけに、予断を許さない状況を迎えているといえそうだ。一刻も早い、コロナ禍の収束が望まれる。
(表は直近3年間の月別鉄骨需要量の推移(単位:万㌧)

全国各地で鉄構ファブが入社式

  • 〝若年層の確保〟大きな課題に
    「環境変化の取り組み強化」を

 今月1日、全国各地で鉄構ファブの入社式が挙行され、新入社員はそれぞれの希望を胸に社会人としての新たな門出を迎えた。
 今年は働き方改革への対応も本格化、さらなる技術革新の追求など新たな時代への発想が求められる重要な節目となる。今年の入社式は新型コロナウイルスの影響もあり、一部の企業で中止や規模縮小などがみられたものの、全体的には予定通りに執り行われている。著しい環境変化の中での取り組みの強化を求める式辞が目立ったのも大きな特徴だ。
(写真=駒井ハルテック(東京)(左)、日本ファブテック(茨城)(右))

2020年4月6日号 NO.1973

●新入社員が社会人の仲間入り/鉄構各社で入社式
●推定鉄骨需要量は約31万㌧/国交省2月着工統計
●巴コーポ小山工場など計17工場を適合工場に/評価センター
●女性活躍PR動画You Tubeで公開/鉄骨製作支援協議会
●鉄骨技術フォーラム2019/質疑と回答・連載⑱
●新社長に永山弘久氏/宮地エンジニアリング
●事業継続計画早わかり③/BCPの7つの要素
●北野・鉄連会長が会見/「新型コロナ禍の影響を注視」
●中国版
●九州版
●新支部長に多和田桂太郎氏/全構協・中部支部
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2020年3月30日号 NO.1972

●来年度事業計画・予算など書面決議/全国鐵構工業協会
●H形鋼は続落の7万9千円/物調3月資材価格調査
●6月7日に全国6カ所で開催/溶接管理技術者評価試験
●高力ボルトの需給ひっ迫は収束へ/国交省3月調査
●事業継続計画早わかり②/感染症に対するBCP
●鉄骨技術フォーラム2019/質疑と回答・連載⑰
●「対策実施」企業は74・1%/新型コロナ緊急アンケート
●じゃーなるインタビュー/日鉄ボルテン・中村浩之取締役
●Hグレード工場ルポ/ユーホク(秋田県)
●関東版
●中部版
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先行きへの不安感増す

  • 足元の景況感など情報交換
    全構協・近畿支部

 全国鐵構工業協会の近畿支部(支部長=伊藤佳治・ナガオカ社長)は24日、兵庫県淡路市の淡路インターナショナルホテル・ザ・サンプラザで例会を開き、足元の景況感について情報を交換。その結果、新型コロナウイルスの影響に対し、日を追うごとに先行きへの不安感が増していることが明らかとなった。
(写真=景況見通しについて情報交換)

2020年4月号 VOL.33 NO.383

・[特集] 鉄骨ものづくりのいま。
・[論文] 溶融亜鉛めっき処理中に発生したBCP325のシーム部溶接金属の横割れと横割れ防止対応策
・[gallery] 柱大組立溶接システム
・[Topics] IASS 2019 バルセロナシンポジウム参加報告
・[連載] ドイツ・スペイン・ポルトガルの空間構造を訪ねて 第2回 ミュンヘン
・[News] 鹿島建設・竹中工務店 ロボット施工・IoT分野で技術連携
・[人HUMAN] 杉浦 盛基さん

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規模縮小で卒業式を挙行

  • ファブの子弟ら14人巣立つ
    日本溶接構造専門学校

 溶接および検査技術に特化した国内唯一の専門学校である日本溶接構造専門学校(大北茂学校長)は12日、神奈川県川崎市の同校講堂で2019年度卒業式を挙行した。ファブの子弟を含む14人の卒業生が関連知識と技術・技能を身に付け、社会に巣立っていった。なお、今年度の卒業式は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小。教諭・講師陣を含め最小限の出席者で執り行われた。
(写真=卒業生と教諭・講師陣(左)、あいさつする大北学校長(右))