鉄構組合が総会を一斉に開催
- 経営安定などの強化を基本に
目立つ団結や協調・協力の動き
4月19日の島根県鐵構工業会を皮切りに全国各鉄構組合の総会が一斉にスタートした。
2018年度の鉄骨需要量は約508万㌧(前年度比2・5%減)となり、6年連続で500万㌧水準の需要が継続、全国の主要ファブの工場稼働率、手持ち量も全体的に順調に推移している状況にある。首都圏や主要都市の再開発など新規物件の着工を控え、引き合い件数など足元の受注環境は明るいものがある。
ファブ各社はこうした安定的な需要の展開を受け、生産設備の更新、技能者の確保・育成などを促進、経営基盤の強化を図る動きがここ数年、顕著となっている。
(写真=全国各鉄構組合の総会が一斉にスタート①新潟県鉄骨工業組合(左上)②長野県鐵構事業協同組合(右上)、③千葉県鐵骨工業会(左下)④滋賀県鐵構工業組合(右下))

2019年5月20日号 NO.1927
●22府県が前年度比で増加/18年度都道府県別鉄骨需要
●18年度の鋼橋受注実績は約30万㌧/日本橋梁建設協会
●設立20周年記念パーティーを開催/ステアックス(茨城)
●非破壊検査で社会の安全安心へ貢献/アミック(神奈川)
●「鉄骨技術フォーラム18」Q&A/⑭小梁の材質変更
●寄稿/仁坂吉伸・和歌山県知事
●『気仙沼湾横断橋』/主塔下部をFC船で架設施工
●関東版
●中部版
●新社長登場/エヌ・テック(岐阜)・西山隆志氏
●H形鋼在庫22万6500㌧/日本製鉄 ときわ会
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過去5年間の用途別鉄骨需要
- 製造業、宿泊業が大きな伸び
世界情勢による景気後退を懸念
国土交通省の建築着工統計から換算した18年度の鉄骨推定需要量は、約508万㌧(前年度比2・5%減)となった。本紙では直近5年間の用途別需要をとりまとめた。
全体的には製造業用、宿泊業・飲食サービス業用が上伸を示しているのに対し、卸売業・小売業用、医療・福祉用などが減少傾向にある。
好調な世界経済を受けて自動車や建産機、半導体など輸出関連企業の業績が回復、また、インバウンド(訪日外国人)による宿泊施設の需要拡大が顕著となっている一方、国内消費の伸び悩みから卸売業・小売業用などが振るわず、需要縮小を示しているといえる。また、医療・福祉用も年々減少傾向にあり、社会的に高齢化時代を迎えるなかで不安要因が残る点でもある。
(写真=首都圏や地方都市で計画中の大型再開発も将来的に集客機能の高まりで、先行きに大きな落ち込みは想定されていない(写真は本文とは関係ありません))

2019年5月13日号 NO.1926
●対前年度比2・5%減の約508万㌧/18年度鉄骨需要
●推定鉄骨需要量は約34万㌧/国交省3月着工統計
●鋼構造分野初の科学技術賞を受賞/木村祥裕・東北大教授
●新保守管理システムを導入/阪神高速道路
●「鉄骨技術フォーラム18」Q&A/⑬梁端部、中央部、スプライスの材質
●新人研修でグループ討議/駒井ハルテック(大阪)
●地区別鉄骨景況/全国各地の動向
●新鉄構企業訪問/宮崎工業(大阪)
●近畿版
●四国版
●名古屋市などに車イス26台寄贈/全青会
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6年連続で500万㌧台維持
- 『物件の大型化』より顕著に
色濃く影落とす高力ボルト問題
国土交通省の建築着工統計をベースとした18年度の鉄骨推定需要量は、約508万㌧(前年度比2・5%減)となった。15年度に500万㌧台をわずかに割り込んだものの、6年連続で500万㌧前後の需要を維持したことになる。
18年度の鉄骨需要の内訳は、規模別で1万平方㍍規模以上の出件が目立つ一方で、中小規模は鈍い動きを示し、いわゆる『物件の大型化』がより、顕著になった年度といえる。用途別では工場関連が順調に推移したが、需要を下支えしてきた倉庫や事務所、さらに住宅関連が鈍化、従来の傾向にやや変化がみられた。

新副支部長に清水氏(山梨)
全国鐵構工業協会・関東支部(支部長=大竹良明・群馬県鐵構業協同組合理事長)は4月24日、東京都中央区の鉄鋼会館で2019年度第1回支部会を開催。今期の役員体制を審議し、新副支部長に清水一彦・山梨県鉄構溶接協会会長を選出した。
今年度は支部の改選期ではないが、渡邊孝夫副支部長(新潟県鉄骨工業組合理事長)が5月の県組合総会をもって理事長を退く意思を表明。それに伴い空席となる副支部長の後任人事を審議し、満場一致で清水氏を選出した。任期は今期末までの1年となる。
(写真=19年度第1回支部会を開催。円内は左から大竹支部長、清水新副支部長)

2019年5月6日号 NO.1925
●約60人を集めて講演会を開催/エコザック普及協議会
●高力ボルト「ネット売買製品」の危険性/検査証明書が無添付
●札幌で「外観検査技術講習会」/鉄骨外観検査教育委員会
●中小企業等担い手育成支援事業2期目/日本溶接協会
●大梁専用新工場『Ground』稼働開始/カガヤ(岩手)
●新社長登場/渡辺鉄工(新潟)・渡邊信太郎氏
●特集/2019紙上鉄構展
●北陸版
●「感謝の集い」を開催/日鉄物産北海道支店
●堺製造所にパワードウエア導入/セイケイ
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全青会が名古屋で全国大会
- 全国から約330人が参集
「令和の時代を新たな気持ちで」
『己が道に一心であれ。~鐵心』をスローガンに掲げた全国鐵構工業協会 青年部会(略称・全青会、会長=中原稔・宏和工業社長、構成員数957人)の第28回全国大会が20日、愛知県名古屋市の東急ホテルで開催され、各都道府県の青年部会代表のほか、全構協の米森昭夫会長、齊藤眞専務理事、地元・中部支部各県理事長、事務局長と今回初めて各支部の支部長も出席。全青会歴代会長や地元・中部ブロック歴代会長ら来賓含め約330人の業界関係者が全国から参集、来たる「令和」の時代に向けた活動の一歩を踏み出した。
(写真=約330人の業界関係者が全国から参集。。円内は中原会長)

2019年4月29日号 NO.1924
●90人を集めて「第15回記念総会」/エムエム建材安全協力会
●H形鋼は依然、8万7千円/4月物価調査会価格調査
●東京都知事登録の「申請説明会」を開催/CIW検査業協会
●『心の花モニュメント』に協力/永井製作所(熊本)
●新鉄構企業訪問/髙木鉄工(大阪府)
●「鉄骨技術フォーラム18」Q&A/⑫T継手の余盛高さ
●全青会/全国大会・IN名古屋
●北海道版
●東北版
●5カ月連続の全品種据え置き/東京製鉄5月契約
●新社長登場/スノウチ・馬場誠一郎氏
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2019年5月号 VOL.32 NO.372
・[特集] 鉄骨ものづくりのいま。
・[gallery] NICCA Innovation Center
・[鉄のデザイン] NICCA Innovation Center
・[News] トーネジ 木・鋼混構造に対応したLSBの商品化急ぐ
・[News] 竹中工務店 梁段差などに対応「柱RC梁S接合工法」開発
・[News] 鹿島建設 資機材の管理・運用システム「KENLOGI」「K-Field」開発
・[人HUMAN] 山内 哲理さん
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