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19年度鉄骨需要は約457万㌧

  • 対前年度比10.1%減
    新型コロナ禍の長期化を懸念

 国土交通省の建築着工統計から算定した19年度の推定鉄骨需要量は前年度比10・1%減の456万7000㌧となった。500万㌧割れは15年度実績(約498万㌧)以来、4年ぶりとなる。
 19年度は当初から関係者間で「東京五輪の関連施設の建設終了と今年後半から新規着工が相次ぐ大型再開発の、需要面ではいわゆる『端境期』になる」とされてきた。また、18年後半から表面化した高力ボルトの調達難による建設の発注・受注の手控えも影響し、「想定以上の需要の落ち込み」とする声が大半を占めるものの、当面は計画中の山積みを抱えるファブも多く、業界では冷静に現状を受け止めているのが実態だ。

2020年5月11日号 NO.1978

●『端境期の長期化』を懸念/鉄骨需要の現状と今後の展望
●評価試験の中止期間を延長/日本溶接協会
●今年度の技術検定試験を一部中止・延期/国交省
●推定鉄骨需要量は約37万㌧/国交省3月着工統計
●インフラメンテ新技術適用推進の提言を公表/土木学会
●「ZOOM」で役員会を開催/全青会・関東ブロック協議会
●特集/2020紙上鉄構展
●現場ルポ/「虎ノ門・西新橋エリア」
●非破壊検査業界、コロナ禍の対応/感染防止策と現況
●総会の運営方法など協議/兵庫県鉄建組合が定例理事会
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業界PR・イメージアップ動画公開

  • 全国鐵構工業協会 青年部
    全国8ブロック作品をHP上で

 全国鐵構工業協会 青年部会(略称・全青会、会長=中原稔・宏和工業社長)が19年度の全国統一活動として各ブロックに制作を求めてきた『業界PR及びイメージアップ動画』がこのほど、ほぼ出そろい、全青会ホームページ(HP)上で公開した。
 これは、昨年春に開催した全青会全国大会で業界のイメージアップについて議論した際、「ファブ業界の認知度アップ」を図る必要性が指摘され、その実現に向けたユーチューブ動画を全国9ブロックで制作することとしたもの。
(写真=各ブロックが制作した動画の一コマ)

2020年5月4日号 NO.1977

●役員改選、村山会長続投へ/東北鉄構連
●溶接管理技術者再認証審査を特例で在宅審査/溶接協会
●NDIの認証試験、延期に/日本非破壊検査協会
●受講の「代替事項」で資格更新可能に/新都市ハウジング協会
●木村正勝氏(木村鉄工所社長)に旭日双光章/国交省
●20年度大会(関東)の開催を中止/日本建築学会
●マスクとハンドジェルを販売/小林鉄工所(香川)
●連載・ファブ業界の歴史編纂②/先人の回顧録・上島氏編
●大賞は小谷、西川、吉野の3氏/日本建築学会
●福岡地区3校で出前授業/研究ネットーワーク九州
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2020年5月号 VOL.33 NO.384

・[特集] 設計・施工の効率化
・[gallery] 台南市美術館 2館
・[論文] 台南市美術館 2館
・[Topics] PSSC2019 太平洋鋼構造会議
・[Topics] 建築鉄骨構造技術支援協会「鉄骨技術フォーラム 2019」
・[News] A-Forum 「Archi-Neering Design AWARD」設立に向けて
・[人HUMAN] 吉澤 幹夫さん

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進む新型コロナ感染予防対策

  • 「テレワーク」の採用目立つ
    相互連携で業務の停滞を回避

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、建設・鉄構業界各社で感染予防・防止に懸命に取り組む動きが目立ち始めている。
 こうした状況の中、ゼネコンや設計事務所、高炉・電炉メーカー、建材メーカー、鋼材商社・特約店などにおいて、テレワーク(在宅勤務など)を採用するケースが多くなっている。当初は大手企業での対応が目立っていたが、図面作成、グループ企業間や材料調達などの打ち合わせなど中小企業にも浸透、実務面での使用や必要性に応じてICTツールを用いたWeb会議も全国各所で活発に行われて始めている。
(写真=グループ会社とWeb会議(アイ・テック)(左)、インターネットを介して事案を審議(全国鐵構工業協会 青年部会)(右))

2020年4月27日号 NO.1976

●工事現場で感染者発生も散見/鉄構業界の影響は必至
●評価試験を5月6日まで中止/日本溶接協会
●全国9ブロックの前年度活動まとめる/全青会
●H形鋼は続落の7万7000円/物調4月資材価格調査
●連載・ファブ業界の歴史編纂①/先人の回顧録・序章
●新社長登場/日伸鉄工建設(東京)・金本貴範氏
●「オンライン講習」を開始/U―style(東京)
●2カ月ぶり全品種販価据え置き/東京製鉄5月契約
●東北版
●北陸版
●新社長登場/光進工業(富山)・杉田綱良氏
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2020年4月20日号 NO.1975

●コロナ対策のもと入学式挙行/日本溶接構造専門学校
●熱中症死亡者数は建設業が最多/厚生労働省
●前期比大幅減の1828万㌧/第1四半期鋼材需要見通し
●外交営業活動は「自粛」が6割超/OSAが緊急調査
●事業継続計画早わかり⑤/近年の災害とBCPの事例
●H形鋼の店売り販価据え置き/日鉄スチール
●亜鉛めっき割れ報告/鉄連ボックスコラム委
●北海道版
●関東版
●400㍉対応サイズを市場投入/日鉄建材「NDコア」
●H形鋼在庫は19万4400㌧/日本製鉄ときわ会
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需要鈍化で市況は下値寄り

  • 建材市場の動向
    新型コロナの影響じわり

 H形鋼やロールコラムなど建材主要品種の荷動きが精彩を欠き、市況は下値寄りの展開が続く。新型コロナウイルスの感染拡大により国内景気が減速しつつある中、建築用鋼材市場にも影響が出始めているようだ。
 東京五輪関連工事が一巡した後、都市再開発計画がずれ込んだほか、製造業の設備投資の先送りなどもあって大型案件の端境期が長期化、中小物件の動きも例年に比べて鈍く、建材品種の荷動きは低調だ。元々、20年度前半は建設市場の停滞が予想されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で鉄骨需要の下振れ、ひいては建材荷動きの一層の鈍化、市況軟化が懸念される事態となっている。
(写真=建材主要品種の荷動きが精彩を欠き、市況は下値寄りの展開が続く(写真は本文とは関係ありません))

2020年4月13日号 NO.1974

●新型コロナによる規制の影響も/ベトナム人の技能実習生
●S造は17県で増加/2月都道府県別着工統計
●BIMのガイドラインを策定/国土交通省
●総合新会社の組織体制固まる/日鉄鋼板
●加盟検査会社の経営実態調査結果を開示/NDT工業会
●事業継続計画早わかり④/BCPの決め手は代替戦略
●鉄構・関連各社の入社式①/社会人の仲間入り
●特集/溶融亜鉛めっき加工
●関東版
●近畿版
●鉄構・関連各社の入社式②/社会人の仲間入り
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